[京都]近隣マーケティングで売上増の川魚料理店[会社設立]
鍵は年間2万枚のポスティングの徹底と快いおもてなし
彩の国増販情報センター 鈴木税理士事務所 所長 鈴木拓雄(埼玉県北本市)
平澤さんのお店は桶川市でも中心部より少し離れた県道沿いにある川魚料理の店です。以前は近所にスーパーなどのお店もありましたが、道路の拡張や時代の流れでほとんどのお店がなくなりました。スーパーがあったときは買い物客が歩いて通り、買い物してくるから「うなぎを焼いておいてね!」ということもありましたが、今は車通りだけで、素通りされやすい環境になってしまいました。そんな環境変化の中、どうやってお店に来ていただくかが課題でした。
まず目立たないとダメ!
遠くからでも、お店の前を偶然通りかかったお客様にも「川魚料理 平屋」を認知していただくため、のぼり旗を採用しました。お店の存在を気づかせるためには、インパクトが大事です。店の前3本と駐車場に3本まとめてのぼり旗をたてて存在感をアピールしました。屋外に出すのぼりは、意外と汚れたり、色褪せしがちです。汚れたままののぼり旗では、かえってマイナスです。こまめな交換で活気を出すよう心がけています。
また、車からも見えるように少し大きめの「うな重ランチサービス」の黒板を店の前に出しました。1000円でうな重が食べられ、しかもフルーツ、お新香、お吸い物付です。さらに、ランチのお客様には食後のコーヒーもサービスしました。1000円のうな重でも生のうなぎを使っていることをアピールするため、昼の時間帯にうなぎをさばく演出もしました。これが好評です。米農家からの直接購買やおしんこを自分で作るなど、食材にもとことんこだわっています。
知ってもらい、忘れられないために
平澤さんは年間2万枚を目標にメニュー配りを徹底的に行っています。まずは自分のお店の周りからはじめ、範囲を広げて定期的に配っています。ポスティング先は選びません。隅から隅まで入れていきます。出前に行った際も向こう3軒両隣や新しくできたマンション、住宅にもメニューを配ります。既存住宅地や新興住宅地での反応の違いも判ってきました。メニューを配る時間や時期も研究しました。その結果、配る時間は郵便物が届く時間が最も効果的だと判りました。なぜなら、人間の心理からして郵便物と一緒に見るものはなかなか捨てられないからです。
笑顔と明るい言葉と気配り
平澤さんは、「笑顔なくして人は近づかない」「いつも心の中はきれいに!」を心がけています。売上を伸ばそうと数字を追いかける人が多いですが、平澤さんは、数字は追いかけません。平澤さんは、常に明るく顔ツヤツヤの福顔です。恵比寿様のようです。考えが整理整頓されていて、今何をすべきか、何をしたいのか、どうしてするのかをちゃんと把握しています。
そして、お店に行くといつも気持ちよい挨拶が返ってきます。お客様には「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」は、当たり前ですが、お帰りの際に「足元にお気をつけください」「気をつけてお帰りください」と付け加えています。平澤さんはじめスタッフは心のこもった明るい言葉、人に喜んでいただける言葉を使っています。
もちろん忘年会や新年会、歓送迎会でご利用いただいたお客様には盆暮れの挨拶を欠かしません。本家でのご利用は、分家への利用に繋がるのでより木目細やかなサービスを心がけています。
商売は掃除で始まって、掃除で終わる
平澤さんの趣味は「掃除」と「仕事」です、と胸を張っています。毎日楽しそうに仕事しています。平澤さんは、「商売は掃除に始まって、掃除で終わる」を信条としていますからその掃除は徹底しています。遅くなっても必ずきれいに後片付けしてから帰ります。自らトイレ、玄関、付近の道路、調理場等を毎日徹底的に掃除します。また水撒きも朝、昼、夕方と行い、いつお客様が来ても気持ち良いよう心掛けています。出前に使う車もいつもピカピカです。自分から掃除をするのでいろいろな気づきや感謝があるのだと思います。
平凡なことを徹底してやっていく、それが結果として大変大きな力を持っていくことを、つくづく感じます。毎年売上が下がるのが当たり前の時代に、当たり前のこと(近隣へのアピール・掃除・あいさつ・気配り・明るく接すること)を徹底したら、確実に前年の売上を上回ることができました。
これからも、「川魚料理 平屋」ならではの細やかな対応で、地域で愛されるお店を目指していただきたいと思います。
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